ギャルゲー好きほど裏をかかれる今週の『神のみぞ知るセカイ』

というわけで気がつけば毎週触れているような気がする『神セカイ』こと『神のみぞ知るセカイ』の話ですよ。前回使った「神世界」という略称はあまりにもあんまりだ、という意見を一部友人からいただきましたので「世界」の字を本来と同じくカタカナに戻してみました。いい略称だと思ったんだけどなぁ(マテ
そんなこんなで今回も感想書くよ。


第3話まで読んで思うのは「この作者は本当にギャルゲ好きなんだろうなぁ」ということ。
(とりあえずここでは真偽不明の「正体」に関する噂のことは抜きにしても、という意味ね)
今でも現役ではないかもしれないけど、少なくともある時期相当プレイしていたのは間違いないと思います。そうとしか思えないくらい「わかってる」文脈が多いので……。もしそうじゃないとしたら単なる仕事のためにリサーチした結果がこれなわけで、それはそれでとんでもねえことですよ。


だって、今回のなんかちょっと驚きましたよ。
作中の桂馬じゃないですけど、「猫目で!! 明るい髪色で!! デコが出ててツインテールの女は!! 99%!!」金持ちって相場が決まってるじゃないですか。
これで態度が尊大だったら100%ですよ。
ぶっちゃけわざとらしく「わめくな庶民」なんて言わせなくても、「青山中央産業令嬢」なんて説明ネームがなくても、ギャルゲー脳が発達していると無意識に「ああ、コイツは金持ちなんだな」って認識しちゃうんじゃないかと思います(ってこんなこと書いててオレだけだったら泣けるんだが)。
まあ金持ちだったのにいつの間にか没落していて、それでも付き従う執事が……というのも何人か見ているんで特に斬新というわけではないんだけど、それでも予想を少し外すのがうまいなと。


この「小さく外す」というのは第1話や第2話でも見られた部分で、ありがちな展開から少しだけ外すとか、少しだけありそうなセリフから外したセリフを言わせるっていうのが凄く個人的にツボです。
べたべたなのもそれはそれで好きですけどね、ど真ん中ストレートは剛速球ならともかく棒球だと打つ側もつまらないんですよね。やっぱりボール半個分くらい外したところに来る球の方が面白い。予想を裏切り期待を裏切らないのが一番難しいわけで小さく外すというのもなかなか厳しいと思うんですが、これからも頑張って欲しいなと思うのでありました、まる