鍵っ子10年の集大成「KSL Live World 2008」に行ってきた!

とゆーわけでKey主催の10周年記念ライブイベント「KSL Live World 2008 -way to the LittleBusters! EX-」に行ってきました。つーかタイトル長っ!
この前の「かぶら」といい、エロゲブランドのライブってのは長い名前じゃないといけない、みたいな縛りでもあるんでしょうか。あっしの記憶力では覚えるのも一苦労ですよ(´Д`;


ま、そんなわけでしてね。Keyが誕生する前、主要スタッフが闇将軍ともめる前からのファンとしては非常に楽しみなイベントでしたので、休出しないと終わらないような会社の仕事もなげうって雨の新木場まで赴いたのであります。上司の叱責が怖くてオタができるかってんだバーロー、こちとら高校の卒業文集で『ONE〜輝く季節へ〜』への熱い想いを書き連ねる筋金入りの鍵っ子だってんだ、ちきしょうめ。
(ただいま文章の勢いに任せて、あってはならない記述が混じりましたが見てみぬふりをお願いします)
それにしても10周年ですよ、10周年。
猫で10歳といったら、人間で言う80歳ですよ。悪魔で言えば、10万10歳です。
更に言うなら、犬で10歳と言ったら、人間で言う80歳ですよ。悪魔で言えば、10万10歳です。

Keyもずいぶん長いこと続いたものです。実際、さらっと書いた「闇将軍」というフレーズだって最近ファンになった人は何のことやらさっぱりじゃないでしょうか(^^;
「猫で10歳といえば〜」のくだりをパクらせてもらった『ひまわりのチャペルできみと』竹井10日さんにしてもKeyからの影響受けまくってるわけですけど、その栗がゲーム3本出せるわけですからね。時間も経とうというものです。


Keyができた頃、自分はまだ大学に入ったばかりで童顔だった自分はカノン砲Kanon』を予約しに行ったらメッセの店員に18歳以上だって信じてもらえなかったっけ…。列に並びながらそんなことを思い出しました。
そんな自分も今では立派に(と言っていいのかわからんけど)社会人やってるわけで。むしろ年齢以上にオッサンに思われることの方が多くなったわけで。そして綾波以来ずっと無口キャラ好きだったのに、いつの間にか幼なじみキャラが最萌え属性に変わっていたりするわけで。恐らくKeyができたころのファンもそれぞれに時を重ねて変化しているのでしょう。
狗法使いさんとか、今なにやってるんだろう?(ぉ
(※狗法使いさん:Key掲示板初期の名物常連。沢渡真琴を愛することにかけては右に出る者なし。この叫びは試験に出ます)


――と懐古主義全開のことを書き連ねてしまうのも無理からぬことと言わせてください。
イベントが始まって冒頭、Keyがこれまでに出した作品(なぜか『智代アフター』は出てこなかったけどな!)の内容にちなんだデモムービーが流れたんですけど、Kanon』や『AIR』よりも『CLANNAD』や『リトルバスターズ!』の方が歓声が大きかったんですよ。
それを見て「ああ、やっぱりユーザー層って変わっていくんだな…」となんだかしんみりしてしまったので、思わず懐古的なことを書いてしまった次第。
もちろん新しい作品の方が熱いファンが多いというのはメーカー的にはむしろ望ましい状況だということは理解していますけど、古参兵的にはやっぱりちょっとさみしくもあります。
まあMCの中で「10年前からファンだった人」という問いかけに挙手していた人も多かったので、さみしがる必要もないくらい古参兵は古参兵で多かったようですが(笑)。


さて、肝心のイベントについてはめちゃくちゃ、いや、めちゃくちゃなんてもんじゃないな。くちゃくちゃ楽しかったぞっ!
くらいしか書くことがなかったりします(マテ
でも本当に「eufoniusが来ていればもっとよかったのに」というくらいしか不満点がなかったです。それにしてもカバーで歌った茶太さんとriyaさんの声質が比較的近いこともあり、あんまり違和感を感じませんでしたし。とにかくあっという間の2時間半でした。「かぶら」の感想を大違いだな>オレ(^^;
あんまり楽しいと余計なこと書く隙がないんですよね。MCも少なめで2時間半ほとんどずっと歌いっぱなしのイベントというのも書くことがない一因。それぞれの曲について感想を書くのも正直無粋ですし、ね。
そういうわけですので、今回はうろ覚えセットリストと印象に残ったいくつかの場面についてのみ感想をば。
思いっきりネタバレ含みますので見たくない人は引き返すが吉。








……これくらい開ければ大丈夫かな? ではいきます。まずはセットリストから。
ちなみに1曲目から自分のテンションが上がりすぎていて、間違っている可能性が高いというのは秘密です(笑)。

1.Little Busters!
2.Song for friends
3.遙か彼方
4.Alicemagic
(ここまでRitaさん)
5.メグメル
6.オーバー
7.一万の軌跡
8.小さな手のひら
(ここまで茶太さん)
9.Light colors
10.Life is like a Melody
(ここまでLiaさん)
11.鈴の密かな恋の歌
(この1曲のみ民安ともえさん)
12.Spica
13.Birtjday Song, Requiem
14.鳥の詩
(ここまでLiaさん)
番外:麻枝准からのメッセージ
15.風の辿り着く場所
(出演者全員+客席で合唱)


〜以下アンコール〜
16.夏影(Liaさん)
17.だんご大家族茶太さん)
18.Little Busters! -Little Jumper Ver.-(Ritaさん)

感想の方はせっかくなので出演者ごとに簡単に書いていくことにしますですよ。


◆民安さん
普段の声は全然鈴と違うのに、歌う前にタイトルコールした瞬間、かっちりしっかり鈴の声になるのはさすがプロといったところでしょうか。開演前と開場後の鈴ボイスでの生MCも非常にベネでした。
曲自体のボリュームが大きめだったこともあってか、周りの歌手の皆さんと比較すると声量が足りないところがあったのはちょっと残念でしたが……(^^;


茶太さん
eufoniusが出ない時点で『メグメル』ほか『CLANNAD』関連の楽曲のほとんどはあきらめていたので、これをカバーして歌ってくれただけでもまず嬉しかったです。
そしてアンコールでは待ってましたの『だんご大家族』。途中からは会場のお客さんも一緒に歌ったのですが、この歌を大勢で歌うとやっぱりかなりクるものがありますね。あの歌の精神を体現したとでも言いましょうか…。正直、歌いながら少し涙ぐんでしまいました(^^;


Liaさん
鳥の詩』はアンコールまで取っておくと思っていたので、アンコール前に披露されたのはちょっと意外でした。
2番に入ったところで「みんなも歌って!」といきなり振られたときにはどうしたものかと思いましたけど、アホみたいに聞いていた歌だけあって意外となんとかなってしまうものですね。声が出ていたかどうかはともかく、最後まであっさり歌えた自分に驚いたり。
個人的に嬉しかったのは『Light colors』。開幕前のムービーでも無視され、ファンブックなど見るとPC版については麻枝さんも「やり方を間違えた」的なことを語っているだけに“いらん子”扱いされてるんじゃないかと危惧していたんですが、自分この作品もこの歌もどっちも好きなんで生で聞けて感無量でした。


◆Ritaさん
この方について迂闊なことを書くと大ファンの人に「お前に何がわかるよ?」と言われてしまいそうな気もするのですが(笑)、1曲目から会場を大いに盛り上げてくれました。
3年くらい前に彼女のライブに行ったことがあって、結構ノリのいい曲を歌っているときでも会場のお客さんが全然盛り上がったり声を出したりしなくて、一生懸命に煽るRitaさんを見ながら辛い気持ちになったものですが、今回はそんなこともなくて気のせいかご本人も気持ちよさそうでした。
それでも他のお二方よりは会場を煽っていたので、一緒に行った友人は「Ritaさんっていつもあんなに煽るんですか?」なんてことを言ってましたけど、お前さん彼女をバカにしちゃいけない。
Rita曰く「ワシの煽りは百八式まであるぞ」ですよ?(ぉぃ
この日のライブで発動させてたのはせいぜいが十式か二十式だよ。
……冗談はさておき、先方の役目もトリの役目も見事に果たして下さったと思います、ハイ。


◆麻枝さん
コメントでだけ登場の麻枝さんでしたが、『リトルバスターズ! エクスタシー』よりもむしろ今現在ハマっているという感じるマンゴーのことばっかり話していたような気がします(笑)。
肝心の『リトバスEX』については「エロにかなり手応えを感じている」と言ってましたけど、まあその辺はブランドがブランドなんで軽く聞き流しておくのが吉なんでしょう(暴言)


◆折戸さん
司会として登場して、会場のお客さんにさんざん弄られまくっていた折戸さん。
あれだけコールをされる作曲者というのも珍しいんじゃないかと思いつつ、「もうこの会場で『がんま』なんて名前を知っている人も少数派なのかな」なんてことを思ったり思わなかったり。お客さんのいじりに反応できないことについて「君たちクリエイターさんにそんなん求めたらあかんよ」と言ってましたけど、普通のクリエイターさんは司会なんてしないよ!(ぉ


――こんなところですかね。
なんにしても楽しいイベントで大満足。いやもう本当に終わった後に「なんでオレは大阪の分も申し込まなかったんだっ!」と速攻で後悔するほどに。交通費とか考えずに申し込んでおけばよかったなぁ。…………え、当日券?(To be continued...?)