照英も今じゃ富樫だからね、出世したもんだよ…(それは出世なのか?)

mu-62008-03-20

知人から招待券をいただきましてマッスルミュージカルを見に行ってきました。野郎2人で。
男同士で筋肉演目なんて、端から見たらガチホモだと思われないかと心配ですよ。
まったく、女性ファンのみんなが誤解したらどうするんだよ。まあ現状『デキる男のモテライフ』の攻略が主なコンテンツって言う時点で女性ファンがいるはずもないんですが!(;´д⊂)


敵地こと原宿駅から歩くことしばし、徒歩5分のところを驚きの20分コースで到着するという、相変わらずの方向音痴ぶりを発揮して会場へ。右上に写真も載せている透明なモンスターボックス(『筋肉番付』でもおなじみのバカデカい跳び箱ですよ)に出迎えられつつチケットを受け取って席に着きます。
実のところ、どの程度の規模で展開されているイベントなのかよくわかっていなくて、そんなに大きくない劇場なんじゃないかな〜なんて思ってたんですが、いや中に入って驚きました。劇場全体だったら800か900くらいは入るんじゃないですかね。これだけ入る劇場で1日に2公演とかやってて、それを毎日やってるのに結構お客さんが入ってる(ことは専用劇場が成立することから容易に想像つきます)というのは何気に凄いことなんじゃないでしょうか。ぬぬ、侮っていたかも、恐るべしマッスルミュージカル……とかなんとか、そんなことを思っているうちに開演時刻が近づいてきます。
正直なところ、このとき不安なことがひとつだけありました。
今回見に行ったのはちょうど今月19日から始まったばかりの『GOLD』という公演。この公演は「春休み記念公演」と銘打たれているだけあって親子連れが多かったんですよ。子供というのは良くも悪くも正直な生き物です。ちょっとでもつまらないと思ったら平気でぐずったり、あるいは話し始めたりしてしまうでしょう。
そうなったら嫌だなぁ……。そう思っていたのです。


が、蓋を開けてみればそれらは杞憂でした。つーか、完全にマッスルミュージカルを侮ってました。
むちゃくちゃ面白いぞ、これ!!
…いや、むちゃくちゃどころじゃないな、もうくちゃくちゃだっ!(CV:田宮トモエ)
そんなレベルですよ。休憩時間を除いたら2時間行くか行かないかという程度の長さなんで、そもそも長いイベントではないんですけど本当にあっという間に時間が過ぎてしまいました。もう、開始直後に場内が真っ暗になってライトが点いた瞬間、何かの林のように逆立ちした人々がずらっと並んでいたのに度肝を抜かれた時からこっち、ずーっと掴まれっぱなし。
ミュージカルと言いつつ別にストーリーがあるわけではないんで、どちらかと言えばパフォーマンス・ショーの類なんだろうけど、肉体を駆使した技の数々は非常に見応えがありましたよ。逆上がりすらできない(それはどうかと)MU-6さんから見ればまるで異世界の住人の皆さんが繰り広げる妙技、心から堪能しました。


印象に残った演目というと色々ありますけど、ちょうどジャンプの新連載にも出ていたラートは動きが面白かったなぁ。
真っ暗にした会場で蛍光素材の衣装を着たラートプレイヤー(という表現でいいのか?)が動いている光景はまるで宇宙空間をふわふわ漂っているような不思議な感じがしたですよ。うん、あれは良かった。
ぶっちゃけインパクトの薄かった演目の方が少ないくらいだったんですけど、他に何かひとつ挙げるとしたらやっぱり演目の中でも一番有名でしょうけどモンスターボックスですかね。テレビ番組では何度も見たことありますけど、それでも実際に大きさがわかる距離で20段の跳び箱(2m76cmに相当するそうな)を見るとビビりますよ。
ケイン・コスギのファンだった自分は、ライバル的な関係にあった池谷弟のこと嫌いだったんですけど、眼前でぽーんとその高さを跳ぶのを見たら、「こいつはこいつですげーんだな(偉そう)」と思ったさ。あの人も、小学生の頃6段を跳ぶのにも苦労していた(それもどうかと)MU-6さんとは異なる世界の住人ですよ。


先ほど「杞憂だった」と書いたことからもわかるでしょうが、それだけ面白いものを怒濤の勢いで見せられれば子供とてぐずる間があるはずもなく。観客参加型のコーナーも用意されていて、どのお子さんも満足げでした。きっと春休みのいい思い出になるだろうなぁ。お父さん・お母さんもこれなら付き合わされても自分も楽しめるだろうし。まあ何にしても大満足の一日でした。うん、地面が全部ダメージ床みたいな原宿まで行った甲斐があったです。
いい休日の思い出になったよ(全力で翌日の仕事から目を逸らしつつ)