Live in TOKYO かぶら2008に行ってきたよ

これは、“たとえば”の話だけど。
ある日、西又さんと鈴平さんがまた衝突したんだ。
ほら、西又さんってなんかやたらに信者が多いよね。
一生懸命絵を描いたって、信者はむこうのハンコ絵をどこまでも追っかけてくるんだ。
だから鈴平さんは西又さんに縛られない場所を求めていた
そんな願いが通じて、
いま彼女はとてものどかな場所でお仕事ブログを書いていた――


これは“たとえば”の話だけど。
僕らが君に語るのは、たとえばそんなメルヘン。

のっけから危険すぎるネタでこんにちは、MU-6です。
何に基づくネタなのかわからない方はNavel公式から『俺たちに翼はない』のイメージムービーをダウンロードするか、以下をご覧下さいね?
Dニコニコ動画より)
とまあ、この出だしを読んでも絶対になんの記事だかわからないと思うのですが、見出しにも書いたようにNavelさんが去る4月27日に開催した「Live in TOKYO かぶら2008」に行ってきましたので、今回はその時のお話をば。


それにしても大きなイベントです。
いくつかのメーカーが過去にも行っていますが、単独でイベント開催ができるメーカーというのはやはり限られています。今回の会場となっているZepp Tokyoはオールスタンディングの場合、2700人も収容することができる大きな会場なのに前売り状況を見てみると1階の立ち見席以外はソールドアウト状態Navelの人気の高さを思い知らされます。
エロゲを愛する者のひとりとして、そして『俺たちに翼はない』に期待する者のひとりとして、これだけのイベントを見に行かない理由はないでしょう! ……というような理由で足を運んだわけではないのは、いつもここを見てくださる方々なら当然ご承知のことと思います(笑)。
じゃあなんで行ったのか? そんなの決まってるじゃないですか。


もしかしたら葵ちゃんがステージ衣装で降臨されるかもしれないからだよ!(マテ


去年行われた『ひだまりスケッチ』のイベント・超ひだまつり。非常に楽しいイベントでしたが、会場の盛り上がりが最高潮に達したのは原作者・蒼樹うめ先生がステージに現れて歌を披露した瞬間でした。
負けず嫌いの西又先生が、TECH GIANで写真まで披露している西又先生が! あんなのを見せられて黙っていられるはずがない! 彼女ならきっとクラウザーさんばりに「この俺が貴様に本当の『歌う原画家』を教えてやろう。『VANITY』、くれてやるわ!」と歌ってくれるに違いない!
(※VANITY=BasiLデビュー作『Bless』の主題歌)
……そう思い込んでチケットを取ったのが3月のできごと。我ながら病院に行った方がいいと思う。


そんなこんなで訪れたお台場はパレットタウンZepp Tokyoではいつものことですが、カップルたちに上から見られながら開場するのを待ちます。
今にして思えば、期待を込めて買ったパンフレットにもやっぱり西又葵の文字が出演者リストになかった時点で帰るべきだったのかもしれません(ぉ
このように書けばおわかりかとは思いますが、西又先生は歌ってくれなかったしイベントもあまり楽しめませんでした(´Д`;
後述しますけど出演者は頑張ってたし、会場は盛り上がってたので結局自分の予備知識があまりにも少なかったということなんでしょう……。
と一通り前置きもしたところで簡単にイベントの内容を振り返っていくよ!

◆「かぶら」って何さ?
会場に着く前から気になっていたのが「かぶら」というタイトルの名前が何を意味するのか、ということ。
なんだろうな、頭文字でも取っていると考えればいいのか? 例えば……

か、勝手にすればいいのよ、鈴平なんて!
ブリキ缶だかアキカンだか知らないけど、
ラノベの絵ばっかり描いて!(戻ってきて欲しいなんて…、いまさら言えないよ…)

というようなメッセージでも込められているとか? いやいや、こんな萌えキャラじゃねーよな、リアル葵ちゃんは(ぉぃ
Navelのラジオで「ねぶら」ということを考えると、「ぶ」はNavelで「ら」はライブを意味していると考えるのが妥当でしょうか? そうすると例えば……

金がないなら臓器を売ってでも来なさい
Navelの開催する最高の
ライブに!

とかそんなメッセージですかね? うん、これはかなり妥当感あるぞ(マテ


まあ、そんな予想を立てていたんですが、始まってすぐにMCで衝撃の正解が明かされました。正解はこれだっ!

角川
Navel
ランティス

うん、金の匂いしかしないという意味では予想当たってた(暴言)。
つーか、スポンサーの名前を並べただけのイベントってすごいネーミングだな、おい。

◆MCとかライブドラマとか
衝撃のMCで幕を上げたイベントでしたが、開幕からしばらく(1時間くらい?)は声優陣によるMCと生で繰り広げられるボイスドラマのコーナーでした。
MCはごく順当に『SHUFFLE!』出演陣を交えた「この中でいちばん○○な人は?」みたいな内容。
一方のボイスドラマは2本も用意されていて、まあファン的には大いに楽しめる内容だったと思います。ボイスドラマの筋書きはぶっちゃけつまらなかったけどな!(ぉ
真面目な話、司会進行をやっていた後藤邑子荻原秀樹杉田智和のお三方はいずれもよどみない進行でしたし、杉田さんの盛り込みすぎなくらい頻繁に繰り出されるアドリブは面白かったと思うんですが、いかんせん自分が「ねぶら」を1回も聴いたことがないくらい予備知識がない状態で来ているので、リスナー間ではある種のお約束になっているネタなどに反応できなかったのが痛かった(´Д`;
その辺の障害がなければ普通に楽しめたのではないかと思いますが、まあしゃーないやね。
(イベント的には御大が歌ってくれなかった時点で、自分の負けは決まっていたわけですし)


……ちなみにこれは禁句なのかもしれないんですが、なんでネリネだけ出てなかったの?(ぉ
Navel5周年を祝うイベントで、『Tick! Tack!』の主役にも抜粋されるような人気キャラがいないというのはいかがなものかと思います(^^; アイマスゆりしーじゃないですけど、何か事情でもあるんですかね。

◆衝撃の最新情報
アドリブも交えた結果、面白くなったのと引き替えに超ぐだぐだで終わったライブドラマの後は、西又先生・王雀孫さん・アッチョリケさんの3名が登場してファンなら知りたくてしょうがないNavel最新情報が一挙に公開!
あわせて『俺たちに翼はない』のオープニングと思われるアニメムービーも公開されたぞ!
この映像はTVアニメ『SHUFFLE!』と同じスタッフが製作しているということで西又先生のイラスト再現度も抜群。その作画レベルの高さに会場からも驚きの声が上がっていた。


……と、商業誌風テキストを続けるのは疲れるので素の文体に戻します。
ま、既にご存知の方も多いでしょうが今回のニュース発表は大きく3点。それぞれ内容はこんな感じ。

  • おれつばの宣伝、アニメムービー公開

いよいよ6月に発売を控える『おれつば』の話がちょろっとだけ。一応、王雀孫さんのシナリオは完成したそうです(11月発売予定の本編も含めてなのかは不明ですが)。
で、アニメムービーはさっきも書きましたけど、作画レベルは高くかなり気合い入ってました。まあこれがこけたらヤバいもんね
個人的には西又先生じゃなくて、この作画監督さんに原画を頼んでもいいんじゃね? と思ったりもしますが、こういうことを書くと「たとえばそんなメルヘン」と言っても許してもらえない可能性があるのでこの辺で自重しておきます。

PS2用に発売されていた『SHUFFLE! ON THE STAGE』をPC用に逆移植したもの、とのこと。いよいよもって曲芸との区別がつかなくなってきたというのは禁句です(笑)。
カレハ先輩のHシーン原画はどうするんだろう? とか色々と気になることはあるんですが、まあ深くは考えないでおきましょう。
ちなみにさすがにHシーン追加のベタ移植というわけではなく、2キャラほど新キャラが追加されるとのこと。
元気系の「デイジー」とお嬢様系の「ウリ・マツリ」(こっちは名前間違ってるかも)、デザインはいずれも西又先生が担当だそうです。マツリとカレハがキャラかぶってる気がしたけど幻覚だと思います。

これについては詳細を語られなかったので、字面以上のことはわかりませんでした。
素直に考えると来月あたりのG'sである程度詳しい情報が載るんじゃないですかね。
Tick! Tack!』が移植されていない中でこいつが来るというのは意外でした。

◆その他(というかここがライブ本編)
休憩を挟んでイベントの後半はライブコーナー。「Live in TOKYO」というタイトルなのにライブが全体の半分というのはこれいかに!?
個人的にはライブコーナーだけでいいのでもう少しお代を下げていただけると嬉しかったのですが(^^;
全楽曲を聴いたことがあるわけでないのでセットリストなどは作りませんが、キャラソンあり、今までのオープニング、エンディングありでアンコールまで含めて16,7曲はあったんじゃないでしょうか。
……いや、改めて文章にするとマジでこのコーナーだけにして価格下げた方が満足度は高かったんじゃないかっつー気がするよ。


え〜と、個人的にも好きな『YOU』や『Be Ambicious, Guys!』が聞けたので、このコーナーは素直に楽しめました。いわんやファンをや。ランティスさんからDVDも出るようですので、明らかにマイクにあまり声が拾われていなかったゴトゥーザさんや、あおきさやかさんが好きな方はそちらで補完されることに期待するといいんじゃないですかね。
のみこのことは正直ちょっとバカにしてたんだけど、実際に聞いてみると歌手だけあってきっちり声出とりました。アルバム『のみこの実』収録の『はちみつだいすき』が酷すぎるからってバカにしてごめんよm(_ _)m


既に最初に書いているように自分としては序盤楽しめず、立ちっぱなしで疲れてしまったこともあり楽しめなかったのですがレポートとしてはこんな感じ。普通に「ねぶら」まで聞いているようなファンの人が指定席を取って参加する分には悪いイベントでもなかったと思います(テレカ付きでも8500円はちょっとアレだが)。
最近人が抜けたりあまりよくないニュースが多い印象のあるNavelですが、『おれつば』がきっちり売れて、またいつかどこかでこうしたイベントを開催できることを、こればかりは皮肉抜きで祈りつつ今日はこの辺で。
……実はこの文章、「かぶら」のくだりと冒頭が書きたかっただけだというのはナイショです(えー