「逆転裁判 特別法廷2008秋」に行ってきた

トラブルが発生している中、それを放置して以前からチケットを取っていた「逆転裁判 特別法廷2008秋」に行ってきました。チケット無駄にするわけにはいかないからね。
前回のコンサートは行きたかったけどチケットを取れなかったのでリベンジ……と言いつつチケットを取ったのは割と遅かったんですが、思ったよりもいい席が取れまして――今これを書きながらそのせいでトラブったのか?というような気がしていますが――堪能しました。


今回のイベントのハイライトはこの辺に詳細載ってますが、『逆転裁判』の宝塚化、これに尽きるでしょう。
舞台劇になるというだけでも驚きなのに、『サクラ大戦』みたいに自前で作るのかと思いきや宝塚とのコラボっていうのはあらゆる意味で想定外。ファミ通の記事では「歓声と拍手が巻き起こり」なんて書いてありますけど、実際のところ最初に映像が出たときはみんな戸惑いと驚きで声をあげている感じでした。その後でしっかり拍手が巻き起こってましたけどね。
自分なんかあまりにも驚きが大きくて、なんかもう笑うしかないって感じでなぜか爆笑してしまったですよ。つーか多分この反応ってそんなに珍しくなくて、オレの横に座っていた「デートにでも行くのか」というくらい気合い入った格好をしていた女の子(デートではなく女の子同士で来てましたが)もクスクス笑ってました。人間って一定以上に驚くともう驚かないのかもしれません(^^;


舞台の内容についてはちゃんとしたメディアが載せているのでそちらを見ていただいた方がいいと思いますが、ざっくりとまとめると

  • 2月から公演開始、まずは宝塚の劇場で。2月末には東京公演も開催予定。
  • キャラクターについては宝塚らしさを出すために海外版準拠。成歩堂は「フェニックス・ライト」に。御剣も同様に「エッジワース」になる。
  • 成歩堂を演じるのは宝塚歌劇団宙組蘭寿とむさん。
  • 歌と踊りがあるのはもちろんだが、宝塚には付きもののラブロマンス要素も盛り込まれる予定。成歩堂の恋の相手が誰になるかは秘密。

……というような感じだそうな。
なるほどくんとラブロマンスっていうのは物凄く縁遠い気がするのですが、その辺どうやって『逆転裁判』らしさを崩さずに盛り込むのか気になるところです。
真宵ちゃんとはちょっと違う気がするし、冥様とくっつくのはオレ的には大歓喜ですけどやっぱり難しい気がするし、ハミちゃんは倫理的に問題があるしなぁ……。彼に好意を持っているっていう意味じゃ3に出てきたあやめさんとかありかもしれないけど……。
御剣相手が一番自然な気がするっていうのはどうなんだろうか(笑)。
……宝塚ってBLはOKなんでしたっけ?


まあ冗談はさておき、宝塚は言うまでもなく女性ファンが多いですし、『逆転裁判』シリーズも女性ファンが多い(少なくとも自分が行ったオタ系イベントの中では今日のはダントツに女性が多かったです)ので意外とこのコラボはうまくいくかもしれません。少なくとも自分はこれを機に初めて宝塚に行ってみようかなと思いました。
昔からのヅカファンの人的には面白くないでしょうし、この舞台を見に行った人がヅカファンになるかっていうとそこは割と微妙ですけど(^^;


コンサート自体もバックにゲーム中の名場面を流しながらオーケストラの調べに耳を傾けるという作りになっており、曲と曲の合間には成歩堂・御剣・裁判長の掛け合いも入って飽きさせない作りになっていて良かったと思います。
逆に飽きさせない作りになっていたがゆえに、それなりの数の曲が演奏され、それに伴いコンサートの時間もそれなりになっていたにもかかわらず終わったときには「もう終わり?」と思ってしまったくらいです。
『法廷組曲』や『大いなる復活〜御剣怜侍』、そしてなんといっても『成歩堂龍一異議あり!』はもともとお気に入りの曲ですがオーケストラで聞くとまた格別。
それから『逆転裁判3・終幕』は曲以上に演出が良かったです。1〜3までの各エピソードに出てきたキャラたちがその話を振り返るコメントをしていくというムービーが流れていて、思わず曲そっちのけでムービーに見入ってしまいました(ぉぃ
やっぱりどいつもこいつもキャラ立ってるよなぁ。トノサマンの中の人とオバちゃんの掛け合いとか思わず笑っちゃったよ。


とゆーわけで一時とはいえ、トラブルのことも忘れてすっきり気分転換できたくらいには良いイベントでした。個人的にはもっと長くて曲数が多くてもいいかな〜という気がしないでもないですけど、まあ「強いて言えば」のレベル。
次にこの手のイベントがあるとしたら『逆転検事』が出た後になるんでしょうけど、また機会があれば行きたいものです。
まあその『逆転検事』自体はディレクターもプロデューサーも変わっているので不安もあったりするんですけど……(^^;