沖縄旅行に行ってきましたよ(その3)

さて、3度にわたってお伝えしてきました沖縄旅行記もこれにて終了となります。
そして実は主だった内容はほとんど前回までの旅行記で書き終わってしまっていることはここだけの秘密(マテ
そんな嫌な前置きをしつつ本編行きます。


◆9/15(2日目)後編
自分的には大冒険だったダイビングを終えて地上に戻ってみると、なんだか妙に全身が疲れていることに気付きました。水中で大した運動をしていたわけではないはずなんですが、やっぱり不要な力が入っていたのかもしれません(^^; なっさけないなぁ、自分。
しかし疲れたからと言ってぐったりしてもいられません。なにしろ天気に恵まれるのは恐らくこの日が最後、少しでも多くのスポットを回っておかねば!
とゆーわけでこの日のテーマは「海関連を攻略する」ということに決め、万座毛と残波岬に行くことになりました。
いずれも観光名所になっている岬ですが、まずは水着を着替えてよりホテルに近い万座毛から行くことに。よし、そうと決まればさっさと着替えるぜ! ……あ〜、すみません、ウェットスーツのチャック、また下ろしてもらっていいですかね?



んでもってやってきました、万座毛。ここは上に載せた象の形をした岩が有名な岬なんですが、波と風の影響で周囲にはいい具合の形に崩れた岩が覗いていてなかなか雰囲気がありました。

結局1日目にシステム障害の影響で行けなかったために今回の旅行中に行けませんでしたけど、斎場御嶽っぽい(ということにしておく)岩場を見つけて写真に撮ってみたり。ゴツゴツした岩しかない場所ですけど、観光客に配慮してバリアフリー対策もバッチリで車いすの人も安心な作りになっているのもちょっと驚きでした。
ただ観光客を迎え入れるということは当然ながら困った人も増えてしまうわけでして。
恐らく昔にトラブルがあったんでしょう。岩場のほとんどは立ち入り禁止になっていてバリアフリー対策がなされた歩道以外は踏み入れてはいけない、という風になっていました。一緒に行った友人が「昔、修学旅行で来たときはもっと端まで行けたような気がする」と言ってましたけど、おそらくそれは間違っていないんでしょう。世知辛いご時世だよなぁとは思いますけどそれもいたしかたないんでしょう。
「立ち入り禁止」と書いてあっても崖の端まで歩いていって写真を撮っているバカを実際に見てしまうと、そう諦めるしかありません。
こういう旅行に行くと本当にため息をついてしまうんですけど、「旅の恥はかき捨て」とか本気で思っているのか? という人が自分のイメージ以上に世の中には多いんだよなぁ。よく「日本人旅行者のマナーは世界一」なんて見ますけど、これで世界一ってことはないと思うんだけど。いや海外旅行には行ったことないからわかんないけど。少なくとも沖縄旅行で見かけた旅行者の中で一番マナーが悪かったのはごく当たり前の日本人でしたよ。
(まあ母数自体も多いので比率にしたら一番じゃないのかもしれませんけどね)
今は柵も何もないけど、そのうち柵が設置されて崖の端の方まで行けなくなったりして……とちょっぴり真面目なことを考えながら次の目的地である残波岬へ。


で、あっさり到着。去年の北海道旅行だと数時間車に揺られっぱなしということもあったんですけど、それと比べると沖縄は本当に狭いですのう。

残波岬は公園の敷地内にあるのですが、そこの名物であるところの巨大シーサー(7mもある!)をまずは拝見。自分の曖昧な知識だとシーサーは家の守護神、こっちで言うところの鬼瓦的なポジションだと理解しているんですけどここまでデカくなるともはや別物ですな。何から守るんだ、ゴジラとか?(それはキングシーサーです)
ま、なんにしても我々一行を台風から守ってくれますように。


この公園にはちょっとした売店と食堂もありまして、それに併設される形でちょっとした動物ふれあいコーナーがあったりします。飼育されているのはウサギにヤギに……ニワトリもいたかな?

餌を買うと紅イモをもらって、こんな具合に餌をやることができるのです。ちょっとあげたい気もするけど、餌を買うのはもったいないし……と思って周囲を見回すと餌をあげる際に取り落としたと思しきイモの残骸が残ってるじゃないですか。
へへっ、これをあげればタダで餌やり体験ができるぜ、と給与所得者とは思えないほど姑息なことを考えながらヤギに差し出したんですがヤギに全力でスルーされました(´Д`;
見た目には腐ってる感じしないんだけど、やっぱ新鮮なものしか口にしないんだなぁ。ちくしょう、このヤギ舌が肥えてやがる。
ちなみになんでこんなコーナーのことが印象に残っているかというと、ヤギの舌が肥えていたからではなく脇の食堂でヤギ汁を提供していたからです(マテ
いや、自分が考えているようなことはないと思うんだけど、やっぱり気になるよ。ねえ?



肝心の残波岬から見た景色はこんな感じ。岩場の迫力がちょっとでも伝われば幸い。
この写真は岬に設置された灯台から撮影したものですが、この灯台に上ったときにダイビングのときとは逆に自分は全然怖くなかったのに対して、友人連中は割と腰が引けていたのが印象的でした。
いわく「風も吹いてるし、もしも落ちたら危ないじゃん。足下はっきり見えてるし」ということだったんですが……。やっぱり笑いと恐怖は人によってツボが違うんだな〜と思いました。自分の場合、「このくらいの風では人間は吹き飛ばないし、まして建物が崩れる可能性もないから天文学的な確率で超巨大地震が発生したりしない限りは危なくないな」と無意識に判断して全然恐怖を感じなかったので。
考えるにたぶん自分はリスク計算ができるものはそれほど怖くないんでしょう。リスクヘッジの方法さえ考えればいいわけですから。ただ自分の身体能力に依存するものについては、リスク計算ができないか、あるいはリスクを凄く高く評価しているんじゃないかという気がしました……って灯台の上で景色を見ながら何を考えてるんだオレは(^^;
まあアレですよ、要約するとオレはオレ自身のことを一番信じてないっていうことですよ(ぉ
自分のことをきちんと信じられる大人に、私はなりたい。


この日はアグー豚(沖縄特産の豚)を食べさせてくれる店で食事をしてカリキュラム終了。
ホテルに戻ってみんなで『学研ムー編集部監修 超常現象リサーチファイル』をプレイしておやすみなさい。QMAも持ってきてるのに『ムー』の方しかプレイしないとか絶対頭おかしいよ。
ちなみにデキる男じゃないMU-6さんだけは旅行先まで仕事を持ち込んでしまっていたので、『ムー』に疲れてみんなが寝た後にこっそりお仕事。眠る頃にはもうすっかり夜中でヘトヘトです。旅行先まで来て何やってるんだろうなぁ、オレは……。他の旅行メンバーの方が普段抱えてる仕事はずっと多いのに。
そう苦笑しながら布団に入る刹那、こんな思考が頭の片隅をよぎりました。

あずさ「……こんな遅くまでお疲れ様です、プロデューサーさん」
P「あ、あずささん!? すみません、起こしちゃいましたか」
あずさ「いいえ〜、ず〜っと起きてプロデューサーさんががんばってるの、見てました」
P「なんだ、起きてるんだったらそう言ってくれればいいのに。退屈だったでしょう?」
あずさ「いいえ、そんな〜。お仕事してるプロデューサーさんを見てるのは好きですから。……でも、もしお疲れじゃなかったら、今から少しだけ、私の話し相手になってくれますか?」
P「ええ、俺でよければよろこんで」

旅行先まで来て何やってるんだろうなぁ、オレは!(´Д`;
何が悲しいってこんな妄想でも少しだけ元気出てしまう自分が悲しい。


◆9/16(旅行3日目)
この日は1日中ひたすらずっと美ら海水族館に行っておりました。
基本的な感想は去年行ったときと変わりません。相変わらずジョリーグッドな水族館でしたよ。
ただ今回行ってみてわかったのは前回の自分はかなり運に恵まれていたということ。前回行ったのはたしか11月の休日だったと思うんですが、それほど人が多くなかったんですよ。平日のはずなのに今回の方がずっと大勢のお客さんが来てました。
ここ1年でブレイクしたという場所ではないので前回がたまたまラッキーだったと言うべきでしょうね。
だってほとんど押されることもなく、ほとんど全ての水槽でアクリル面に張り付きで写真撮影できたもんなぁ。イルカのショーもそれほど混んでなかったし。
そんなわけで朝から曇り空で午後からは一気に天候が崩れたことも影響したのかもしれませんが、この日の美ら海水族館は「世の中って平日なのにこんなにヒマな人がいるんだ!」と自分のことを完全に棚に上げて驚いてしまうくらい大入り満員でした。どうしても遠巻きに見ることしかできなくて、そこだけちょっぴり残念。
それでも一度来ている経験を活かして早めに大水槽の裏側見学ツアーのチケットを押さえたりして満喫はしました。何気に大水槽の見学ツアーで前回来たときとは違う解説をしてくれたのが嬉しかったり。こういうの経験するとリピートしたくなるよね、やっぱり。いつの日になるかわかりませんが、ぜひまた行きたいスポットです。


そんな美ら海水族館で撮ってきた写真を何枚か。屋外のものばかりなのは水槽には近付けなくてピントがあった写真がほとんど撮れなかったから(;´д⊂) いいカメラと、それ以上にいい写真の腕が欲しいな〜。



◆9/17(旅行最終日)
帰りの飛行機が昼過ぎと結構早めだったこともありまして、この日は安全策を取ってどこにも寄らず早急に那覇市内へ。
一応人気のDFSには寄りましたがブランド品に興味があるわけではないので、自分からしたらありえないくらい高い値段の装飾品の数々を眺めて、ごく普通の免税品じゃないお土産を買うに留まりました。DFSの意味ねーーっ!
……そして後で妹に「DFSに行くなら行くって言っといてよ。お兄ちゃんがDFSみたいなまともな場所に行くわけないと思って頼むのスルーしちゃったじゃん!」と怒られました(´Д`;


さて、行きのシステム障害に始まった今回の旅行。前回はラストのラストで台風に巻き込まれ神戸まで流されたわけですが、奇しくも今回も沖縄本島に台風が接近中。またまた嫌な記憶がよみがえります。
しかし、さすがに今回の悪い運はシステム障害で使い切ったということなんでしょうか、離陸が遅れたのと飛行時間が予定よりかなり延びただけでちゃんとセントレアに降りることができました! ちなみに羽田に帰ることにした友人は離陸、フライト時間とも予定通りだったので、なんてゆーか誰のリアルラックが低いのかよくわかる感じだよね!
…………本当にどこかいい神社にでも行ってお祓いしてもらわないとダメかもわからん。


以上、長くなりましたが沖縄旅行記これにて完結。次からはまたまったり雑記です。そろそろたまにはエロゲ関連の話も書きたいところですが、どうなるかは不明。