おまけ:じゃあ早くにワイド化するソフト・メーカーの条件って?

そうは言うものの中長期的には世の中のほとんどのディスプレイはワイド化するのでエロゲも当然それにシフトしていくことでしょう。それ自体はPC-98全盛期にはPC-98アスペクト比に合わせた8:5の作品が多かった*1のが、いつの間にか4:3にシフトして10年以上経っていることからも自明です。
んじゃ、ついでにどういうメーカー・ゲームなら早い時期からワイド化しそうかというのも考えてみましょうか。

新しいもの好きのメーカー、映画的演出を好むメーカー

まあminoriとかアージュとか既に食いついてますよね。あとpurple softwareなんかもやってるんでしたっけ。
でもこういった性向を持つメーカーが手を出すのは当然といえば当然なんで他にも考えてみましょう。

バトル物

鍵っ子ブログさんで挙げていた『SIN』もそうですがバトルシーンは敵と味方を上手下手に配置したり、魔法エフェクトやら剣のような獲物を見せるのに横長は映えるので使いでがありそうです。

雰囲気ゲー

実際には普通のアスペクト比ですが、例えば『そして明日の世界より――』なんかはワイドにしても良さそう。
要するに舞台となっている場所の空気感みたいなものを強く表現したいゲームであれば、キャラが多少小さめになったとしても問題ないと思われます。

自社でHD対応機種への移植を想定しているメーカー

個人的にはRewrite』が16:9に対応する理由って85%くらいはこれが理由だと思ってるんですけど、どうなんですかね。『CLANNAD』を箱○に移植するときにアスペクト比の違いで手間増えてたから今度はそこを排除しようとしてるんじゃないかと思ってるんですけど。
とゆーかPCのワイド液晶って16:9じゃないよね、という事実を踏まえると95%くらいはこの理由かもしれません。
PS3箱○は基本ワイドなんで、将来的にそちらへの移植を検討しているソフトは最初からワイド対応させる可能性は高いと思います。まして自社で移植するならなおのこと。
MU-6さん的にはこうした理由でサーカスやオーガストがワイド対応しても驚きません。

全画面にテキストを表示するゲーム

前述のメッセージウィンドウ問題があまり影響しないので、妨げになる要素が1つ減っている分だけ有利です。
全画面にテキストを表示するような作品は1センテンスが長いことが多いこともあり、短文を連ねる(=改行頻度が高い)一般的なエロゲよりも縦の行数が減るデメリットを受けにくいのもグッド。
バトル物、移植との絡みもありTYPE-MOONもまたワイド化しそうなメーカーではあります。


以上、当たってる保証はまるでない分析と予言でした。会社の昼休みに思いつきで書いたメモがベースなので適当です(笑)。
ま、実際のところは一部新しいものに食いつくところ、ワイド対応して見た目上の差別化を図りたいというところ以外は大手の反応待ちって感じなんでしょうけど(ぉ
と全ての考察を台無しにする身も蓋もないことを呟きつつ今回はこの辺で。

*1:画面解像度 - Wikipedia 「代表的な画面モード」表の「PC-98ノーマル」参照