『西又葵です。』サイン会@立川に行ってきた

先日感想も書きましたが、我らがアイドル西又葵先生の作家デビュー作である『西又葵です。』のサイン会が立川で行われたので先週末足を運んできました。
自分はあんまり詳しくないんですが西又御大は立川に住んでいた?だかなんだかで、縁が深い土地の様子。すみません、てっきりアールジュネス*1がちょくちょく版画展やってるからだとばかり思ってました(マテ


さて秋葉原や池袋では整理券が即刻はけた本サイン会ですが、立川では発売当日段階ではまだチケットに残りがありました。とはいえ、あれから3週間が経過しています。当然のようにチケットは全てはけ……ていませんでした(´Д`;
なんで? 西又先生の第二の故郷的ポジションの土地じゃないの? 西東京方面のファンはみんな買って錦飾らせてやれよ!
当日チケットが残っているというのは真面目に想定外だったのでこれにはちょっと驚いたですよ。


まあそんな予想外の展開はありつつも集合時間になったので会場へ。
今回会場になったのは立川駅そばのラーメンスクエア。いくつかのラーメン屋さんがしのぎを削る人気スポットですが、その中央にちょっとしたイベントスペースがありまして、そこを使う形になっていました。以前ゆりしーもラジオをやっていた由緒正しいイベント会場なのですよ。
ですが、集合時間が日曜の12時半というのがちょっとアレでした。普通にラーメン食べに来てる人と思いっきりバッティングするんですよね〜。おかげで見られる見られる。この会場の立地だけはもーちょいどうにかなんなかったのかなぁと思いました。
お客さんは……他の作家さんのサイン会に長らく行っていないので比較はできませんが、本の中で自ら語っていたように若いお客さんも結構いたみたいです。でもイメージしていたよりは平均年齢は高かったですね。立川のサイン会はサイン会ツアーの終盤だったので、古参兵たちが多かったからかも。
実際、自分のそばに並んでいた方は

「今日までのサイン会はほぼ全て参加している」
「生活費の半分以上はNavelにつぎ込んでいる」
「グッズを置く場所がなくなったのでトランクルームを借りることにした」

などひとつひとつがきら星のごとく輝く言葉を発しておられましたし。
生活費の半分以上ってことは確実に版画もコンプする勢いですよね……、すごいなぁ。


その後、行われたサイン会そのものはごくごく一般的なもの。
名前を書いた紙を渡して西又先生にサインをしていただき、その間に一言二言会話をして終了(人によっては握手もする)――みたいな流れでした。アイドルのサイン会などと違って特に握手や会話の最中に急かされるようなことはありませんでしたが、そもそもお客さんが緊張しているのかあまり話さない方が多かったのと西又先生のサインする速度がかなり速いので全体的にかなりスピーディ。
たぶん参加者ひとりにつき1分かかってないんじゃないかな? さすがにサイン慣れしていると感服いたしました。
ちなみにオレもせっかくなんで何か喋ろうと思って並んでる間にない頭を絞りました。
う〜ん、「コーダインが攻略できないバグをどうにかしてください」がいいか、「日和子にはなんの不満もないがアレックス2もですね」がいいか、とかいろいろ考えていたんですが直前になって他の質問に変えました。
当日は西又先生の脇にこのエントリで紹介されているポスターが告知として貼られていたのですが、これを見た瞬間「ああもうこれを聞かないと」と思ってしまったのです。
自分が何を聞いたかわかりますか? ちょっと考えてみてください。


さて、正解は……
「『西又葵の今までの奇跡』ってありますけどラクルで合ってるんですか?
でした!
以前ネタにした「桃戦」に限らず誤字の多い本ではあるんですが、まさかポスターでも誤字ってるとは思わなかったので。そして一方で「いや、御大なら誤字じゃなくてミラクルが正しい記述かもしれん」とも思ったので(ぉぃ
なお、これを聞いたらすぐに担当さんが「この場ではこれで合っている、ということにしておいてください」と仰ったのでミラクルで間違っていないそうです。ただ雑誌広告などでは「なぜか」違うバージョンが掲載されているとのこと(笑)。
この担当さんの発言を聞いた御大の口から「え? 誤字だったの、気付かなかった!」というコメントを得られたこともここに申し添えておきます。
……「誤字があったことに気付かなかった」という意味なのはわかってるんだけど、それでも一瞬「このままで正しいから誤字じゃないと思ってた」という意味かと思ってちょっと吹きそうに。
(もらったサインはこちら)
まあ、とにかくそんなわけで西又先生のこれまでの奇跡の集大成とも言うべき楽しいサイン会でしたとさ。
この調子でエッセイストとしても天下を取れるように頑張ってください。とちょい投げやりに締めておきます。

*1:一部で有名な版画屋さん。MU-6さんはここのセールストークを完璧にマスターしているのでいざとなったら就職しようと思っているとかいないとか